本屋さんに行ってふと気が付くことは、当然のようなことですが、子ども用の本のコーナーって、台が低くなっているんですよね。台に届かないくらい小さな子は、大人がお金を払うのは当然なんですが、それでも、小さな子が本を手に取りやすくなっているんです。結構素敵なことだなって思います。バリアフリーと言ってしまうと大げさかもしれませんが、子どもを連れた大人が本屋さんでゆっくり本を選びたいとき、一人でコーナーを観て回れるくらいには大きくなった子が、自分の背丈は届かない…というのは、結構つらいですもんね。子どもが落ちてしまわないように、高いところに登る台も安全装置がついているものもあったりして、小さなところに気遣いがみえると、なんだか嬉しくなります。好きな本屋さんって、こういう風に出来ていくんじゃないかと思います。もちろん、品揃えや入荷日の速さなんかも関係してくるんですが、店員さんが考えている心遣いが見えるところって、ついつい足を運びたくなってしまうんですよね。チェーンの本屋さんだとしても、店舗によって立地が違うように、客層が違って、アプローチ方法が違って、店内の広さに合わせてディスプレイや入荷数が違っていて…というのを垣間見るのは、なんだか楽しいです。