失恋の特効薬

先月、高校時代の友達から連絡があって、失恋してしまったと泣きつかれました。相手の彼のひどいところを聞いていて、最初は私も怒ったり呆れたりしていたんですが、さすがに毎日電話が来て同じ話の繰り返しだったのでかわいそうだとは思いつつちょっと疲れてしまいました。でも、あまりの嘆きぶりに「毎日は迷惑だから」とどうしても言えなかったので、「傷ついた時に読むと良い本があるから、送るね。読んだら感想を教えてね」と手紙付きで恋愛小説を一冊送ったのです。その本は、かつて私が大失恋をしたときに読んで、たくさん泣いたらスッキリできた本だったんです。
友達もそれを読んでくれたらしく、ものすごく泣いて、彼以外の事で泣いていたら彼のことがどうでもよく思えてきた。と感想を教えてくれました。他にも何か面白い本があれば紹介してほしいと言われたので、私のおすすめの作家さんの名前を教えておきました。それからひと月あまり経って、彼女は立派な本の虫に(笑)昨日も連絡が来たんですが、「この作家さんの作品読んだことある?」という質問でした。ひとしきりその作家さんの作品について語り合えて、私としても思わぬところで良い読書友達ができてうれしいです。
一つの事にしがみついてしまうと悲しい気持ちから抜け出すことはいつまでたってもできないですよね。かと言って、無理やり明るい気持ちにするというのは難しい。なので、同じ悲しいという気持ちで、他の悲しいことを作るのが良いと思うんですよね。

健康方法は人それぞれ?

先日病院の待合室に置いてあった健康雑誌で読んだんですが、人の理想的な睡眠時間は7時間だそうです。それより長くても短くても、健康のためにはならないんだとか。私はいつも8時間くらい寝ているので、ちょっと寝すぎと言う事かあなんて思いながら読んでいました。
その話を昨日友人にしたところ、「そんなものは個人差があるに決まっている!」と笑われてしまいました。確かに、人の体なんていうのは誰も同じではないので、しゃくし定規にこれだけの時間寝てください!これをこの量必ず食べていれば絶対健康です!なんていうものは無いんでしょうね。あくまで目安、あくまで平均の話としてとらえたほうが良いと言われて、なるほどと思ってしまいました。
そんな友達は、睡眠時間は4時間もあれば充分らしいです。人に勧める気はないけれど、私には合ってるのよ~と笑う顔を見て、何でもしゃくし定規に捉えがちな自分が恥ずかしく思えました。4時間だけの睡眠となるとかなり時間が自由になるので、読書をしたり、絵をかいたりと趣味の時間の枠が広がるんだそうです。特に夜や早朝の時間帯は家族や近隣の方に迷惑になら無いように、一人で静かに打ち込める趣味を楽しんでいるそうです。そういう生活も、ちょっとうらやましいなあ。