難読漢字

突然ですが「嘯く」ってなんて読むと思いますか?

この漢字、とても難しくて正読率が5%とかなんとか言われてます。
もちろん常用漢字ではないため、新聞などでは使われないです。(小説では使われることはあると思いますが、おそらくルビがついてると思われます)
まずそもそも、漢字自体が難しいですよね。書けと言われても、見ないと書けないし、見ても画数も多く細かいから間違えそうです。
そんな漢字、読めないのが普通ではないでしょうか。

さて、では答えですが…
「うそぶく」と読みます。
とぼけて知らないふりをするといった意味があります。
読めないどころか、あまり使用しない単語ですよね。

最近の若者は本を読まないからこんな漢字が読めないんだ!
なんて言う人もいますが、読書をそこそこしているわたしでも知らなければちょっと厳しい漢字です。
わたしはたまたま難読な漢字ということで話題になっていて知っていたから読めますが、そうでなければ読めませんでした。

他にも難読漢字を見ると、本当に読めないものばかりでちょっとおもしろかったです。
軽く紹介をしてみましょう。

「蟠る」わだかまる
「強か」したたか
「軈て」やがて
「能わず」あたわず
「堆く」うずたかく

いや~難しいし読めませんね(笑)
その他地名、名字、動物の名前、植物の名前、魚の名前なんかも難読な漢字がたくさんあります。
暇なとき難読漢字一覧を見るのも結構面白いのでおすすめですよ。

思考実験

最近、思考実験に触れる機会がありました。思考実験という言葉にすると難しいかもしれませんが、皆さん「トロッコ問題」であれば一度は耳にしたことがあり、自分ならどうするか、考えたことがあるのではないでしょうか。
「トロッコ問題」は非常に有名ですが、この他にも、数学、物理学、哲学、倫理学など様々な分野に分類された思考実験があります。
私が今回触れているのは哲学や倫理学に分類されるものですが、こういうのは実際考えてみると面白いものですね。
色々な話がある中で私が興味を持ったのは「スワンプマン(沼男)」や、「テセウスの船」といった自己や物体に対するの同一性を思考するもの、「臓器くじ」や「カルネアデスの板」といった自分の命と他人の命を天秤にかけたものです。
人によって様々な答えの出し方があるものだと思いますが、これを思考することによって自分という人間が分かるような……そんな気がします。
ちなみに私は、沼から生まれた自分のクローンは元の人間と同一人物だとは思わないし、パーツがすべて組変わったものを同じ船だとは思いません。臓器くじで自分が命を落とすことになればその制度を恨むでしょうし、自分の命が助かるなら縋るでしょう。また、板が沈んでしまうなら二人でつかまろうとは思いませんし、突き飛ばされたならその相手をやはり恨むのだと思います。
なので、私は非常に「今の」自分が可愛いのかもしれません(笑)
こう聞くと「あれ?私って自己中心的すぎ?!」と焦りますが、物語の主人公のように簡単に自己犠牲に走らない部分は、ある意味、まっとうな人間らしいのかもしれません(笑)あとは、リアルでも創作でも偽善者が嫌いなこともあるでしょうね。
皆さんも是非思考実験を試してみてください。自分で気が付かなかった自分に気が付けるかもしれませんよ。